今回は、お金の失敗話の中でもいちばん後悔している話をします。
生前贈与で受け取った500万円を、数年で使い果たしてしまいました。
■ 夫の給料が40万から15万に激減
きっかけは、夫の収入が突然大きく下がったことでした。
それまで月40万円ほどあった給料が、気づけば15万円に。職場の患者さんが減ったことが原因でした。「一時的なものだろう」と思っていたけれど、なかなか戻らない。
同じ時期に、息子が入っているクラブチームの野球にもお金が必要になってきました。遠征費、道具代、ユニフォーム……子どものやりたいことを応援したい気持ちはあるけれど、家計は苦しくなる一方。
生前贈与で受け取っていた500万円が、夫の収入の不足分と、息子の野球の費用、両方の補填に使われていきました。
■ 夫は「待てばいい」と思っていた
夫はずっと「患者さんはいつか戻ってくる」「社長が助けてくれる」と信じていました。
だから、自分で収入を増やすことを考えてくれませんでした。副業をするとか、転職を考えるとか、そういう話は一切なし。ただ待つだけ。
その間も生活費はかかる。息子の費用もかかる。結果的に、手元にあった500万円が少しずつ、確実に減っていきました。
■ どこに消えたのか
「大きな買い物をした」という記憶がないのに、お金が消えていく。
日常の生活費の補填、息子の遠征費、家電の買い替え、外食——一回一回は大きくなくても、積み重なればそれなりの金額になる。気づいたときには、ほとんど残っていませんでした。
■ 「あればあるだけ使う」という危うさ
今のお金の知識で振り返ると、使い道を決めずにお金が手元にある状態は、むしろ危険だと思います。
目的がないお金は、知らないうちに消えていく。そのことを、身をもって学びました。
■ 後悔と学び
500万円があれば、今ごろ老後の資金になっていたかもしれない。でも、後悔しても戻りません。
あの頃の私に言えるとしたら、「夫が動かないなら、自分が早く動くべきだった」ということ。誰かを待つのではなく、自分でお金の勉強を始めて、稼ぐ手段を探す。そこに気づくのが、少し遅かったです。

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