この話を書くかどうか、少し迷いました。
でも私の人生を振り返る上で、避けて通れない出来事です。
3人の子どもに恵まれ、毎日慌ただしく過ごしていました。
不妊治療を7年続けた私にとって、子どもたちはかけがえのない存在でした。
そんな中で、4人目の妊娠がわかりました。
本来なら喜ぶべきことだったのかもしれません。
でも、その時の私たちには素直に喜ぶ余裕がありませんでした。
お金の不安がありました。
住宅ローン。
生活費。
子どもたちの教育費。
これから先にかかるお金。
現実的な問題が頭の中を埋め尽くしました。
夫婦で何度も話しました。
どうしたらいいのか。
産んで育てていけるのか。
子どもたちに十分なことをしてあげられるのか。
答えは簡単には出ませんでした。
そして私たちは、とても苦しい決断をしました。
今でも忘れられません。
病院へ向かう日も。
帰り道も。
心の中が空っぽになったような感覚も。
誰かに責められたわけではありません。
でも一番責めていたのは自分自身だったと思います。
あの時、別の選択はなかったのか。
もっと頑張れなかったのか。
何度も考えました。
時間が経った今でも、答えは出ていません。
きっとこれからも出ないと思います。
ただ一つ言えることがあります。
あの時の私は、軽い気持ちで決めたわけではありません。
たくさん悩みました。
たくさん泣きました。
苦しみながら出した決断でした。
だから今は、あの頃の自分を責め続けるのではなく、
「あの時の自分なりに精一杯考えた」
そう受け止めたいと思っています。
人生には、正解のない選択があります。
どちらを選んでも苦しいことがあります。
この出来事は、今でも私の心の中にあります。
忘れることはありません。
これからも忘れないと思います。
でもだからこそ、一日一日を大切に生きたい。
そう思っています。
次回は、45歳でまさかの妊娠がわかった日のことを書こうと思います。
もう子育ては終わりに向かっていると思っていた私に起きた、思いがけない出来事でした。

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