7年間の不妊治療を経て、ようやく授かった命。
妊娠が分かった日は、本当に嬉しかった。
やっとここまで来た。
そんな気持ちでした。
でも現実は、
妊娠したら不安が終わるわけではありませんでした。
むしろ新しい不安が次々にやってきました。
私はRHマイナスO型です。
妊娠すると先生から説明を受けました。
赤ちゃんの血液型によっては注意が必要なこと。
出産後や流産後には注射が必要になること。
当時の私は詳しいことは分かりませんでした。
ただ、
「普通の妊娠じゃないのかな」
と不安になったのを覚えています。
やっと授かった命です。
不妊治療だけでも十分不安だったのに、
今度はお腹の赤ちゃんが無事に育つのか心配になりました。
健診の日までが長い。
心拍が確認できるまで不安。
安定期に入るまで不安。
出産するまで不安。
母親になるって、こんなに心配するものなんだと思いました。
妊娠中はよくお腹に話しかけていました。
「頑張ってね」
「元気に育ってね」
そんな言葉ばかりでした。
今思えば、
私はずっと不安と一緒に妊娠生活を送っていた気がします。
不妊治療の不安。
RHマイナスの不安。
無事に生まれてくるかという不安。
でもその不安の大きさは、
それだけ赤ちゃんに会いたかったから。
それだけ大切な命だったから。
不妊治療中の私は、
妊娠することがゴールだと思っていました。
でも実際は違いました。
妊娠はゴールではなく、新しいスタートだったのです。
今では子どもたちは大きくなりました。
たくさん悩ませてくれます。
心配もかけられます。
でもあの頃の私に言ってあげたい。
「大丈夫。ちゃんと会える日が来るよ」
と。

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