45歳。
私はもう子育てのゴールが見え始めていると思っていました。
子どもたちも大きくなっていました。
これからは少しずつ自分の時間もできる。
そんなことを考え始めていた頃でした。
生理が来ない。
最初は更年期かなと思いました。
45歳です。
そう思っても不思議ではありませんでした。
念のため検査薬を使いました。
そして目の前に現れた陽性反応。
しばらく動けませんでした。
驚きました。
本当に驚きました。
嬉しい。
でも同時に不安でした。
年齢のこと。
体力のこと。
お金のこと。
将来のこと。
頭の中にたくさんの不安が押し寄せました。
そして私には忘れられない経験がありました。
4人目を諦めた経験です。
だからこそ、簡単には考えられませんでした。
命の重さを知っていました。
選択の苦しさも知っていました。
夫婦で何度も話しました。
悩みました。
迷いました。
眠れない夜もありました。
でも最後に私は決めました。
産もう。
この子を迎えよう。
そう決めたのです。
不安が消えたわけではありません。
むしろ不安だらけでした。
それでも、
「頑張ってみよう」
と思いました。
お腹の中にいる小さな命を感じながら、
少しずつ母親になる準備を始めていました。
45歳。
周りから見れば高齢出産です。
無謀だと思われたかもしれません。
でも私にとっては、大切な命でした。
まさか自分が再び妊娠するなんて思っていませんでした。
人生は本当に分からない。
そう思いました。
そして私は、この時まだ知りませんでした。
この子との時間が、とても短いものになることを。
次回は、産むと決めた私に起きた出来事について書こうと思います。
今でも忘れられない、大切な命の話です。

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