5人の子どもが教えてくれたこと

私は、5回妊娠しました。

そのすべてが、私の人生を変えてくれた大切な命です。


結婚して7年間、子どもができませんでした。

人工授精を7回。

体外受精を1回。

長い不妊治療の末に、ようやく授かった最初の命。

あの日の喜びは、一生忘れることはありません。


その後、2人の子どもを自然妊娠で授かりました。

不妊治療をしていた私には、奇跡のような出来事でした。

毎日が慌ただしく、子育てに追われる日々。

それでも、とても幸せでした。


でも、人生は嬉しいことばかりではありませんでした。

4人目を授かった時、私たちは経済的な不安を抱えていました。

住宅ローン。

子どもたちの将来。

生活していくこと。

夫婦で何度も話し合い、とても苦しい決断をしました。

今でも忘れることはありません。


そして45歳で、もう一度命を授かりました。

驚きました。

迷いました。

それでも私は、「産もう」と決めました。

でも、その子は私の腕の中に来ることはありませんでした。


人生には、自分ではどうすることもできない出来事があります。

頑張っても届かないことがあります。

願っても叶わないことがあります。

私は、そのことを何度も経験してきました。


それでも思うのです。

5人の子どもたちは、みんな私の子どもです。

一緒に笑い合えた子も。

短い時間しか一緒にいられなかった子も。

私の心の中では、みんな大切な家族です。


昔の私は、「幸せ」は何も失わないことだと思っていました。

でも今は違います。

悲しい出来事も。

苦しい選択も。

涙が止まらなかった日も。

全部あったから、今の私がいます。


もし今、不妊治療を頑張っている人がいたら。

もし、大切な命を失って苦しんでいる人がいたら。

どうか一人で抱え込まないでください。

あなたの涙も、あなたの命への思いも、決して無駄ではありません。


私はもうすぐ50歳になります。

子どもたちも少しずつ大人になりました。

今は自分の人生を歩き始めようとしています。

でも、その一歩を踏み出せるのは、5人の子どもたちが私に「命の大切さ」と「生きる強さ」を教えてくれたからです。

ありがとう。

あなたたちのお母さんになれたことを、私は誇りに思います。

※この記事は、私自身の経験を書いたものです。同じ経験をされた方にも、そうでない方にも、それぞれの人生や選択があると思います。誰かを否定するためではなく、あの頃の私の気持ちを残したくて書きました。

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