「お前の料理がうまいのは俺のおかげ」と言った夫

先日、夫にこう言われました。

「お前の料理がうまいのは、俺がいろいろ味にうるさく言ってきたからや」

……何様なんだろう、と思いました。

文句を言い続けた歴史

結婚してからずっと、夫は料理に文句を言い続けてきました。

茶色いおかずばかり。緑がない、色味がない。油ものばかり。味付けしたものがない。早死にさせたいんか。手抜き料理。

数え切れないくらい言われてきた。傷ついた日も、悔しかった日も、もう作りたくないと思った日もある。

その全部が、夫の中では「俺が育てた」という話になっていた。

私が何年かけて工夫してきたか

料理がうまくなったのは、私が何年もかけて試行錯誤してきたからです。

仕事から帰ってきて疲れていても、子どもが好きなものを作ろうと考えた。栄養バランスを気にして、彩りを意識して、時間がないなりに工夫してきた。

レシピを調べて、失敗して、また試して——その積み重ねです。

夫の文句のおかげじゃない。夫の文句にもかかわらず、続けてきた結果です。

「うるさく言われたから伸びた」という理屈

夫の言い方だと、文句を言い続けることが「指導」になる。

でもそれは違う。否定され続けると人は萎縮する。スーパーで1時間、何を買えばいいかわからなくなって立ち尽くしたことがある。それが「育てられた」結果ですか?

文句と指導は違います。否定と改善は違います。

悔しいけど、言い返せなかった

「そうじゃない」と言いたかった。

「私が自分で努力してきたんや」と言いたかった。

でもその場では笑って流してしまいました。言い返したところで「そんなことで怒るな」と言われるのがわかっていたから。

その悔しさを、ここに書きます。

自分の頑張りは、自分で認める

誰かに認めてもらえなくてもいい、と最近思うようにしています。

夫に「ありがとう」と言ってもらえなくても、「うまかった」と言ってもらえなくても、私は毎日ごはんを作ってきた。家族を食べさせてきた。それは事実です。

自分の頑張りは、自分で認める。誰かの評価を待つのをやめる。

それが今の私の、小さな自立です。

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